ラナイ島南部に広がるフロポエ湾とマネレ湾。その間に、プウ・ぺヘ（スイートハートロック）があります。恋したマウイ島の少女ぺヘを、この海で亡くしたラナイ島の戦士が、自らも荒波に身を投げたというハワイの伝説が残る岩。この地から見るサンセットの美しさも重なり、プウ・ぺヘの姿は心に深く刻まれることでしょう。

白く輝く砂浜と青く澄んだ海が広がるフロポエ湾。1997年に全米・ベストビーチにも選ばれ、シュノーケリングや海水浴には最高のスポットです。湾の東端にある大きな潮溜まりには、ヤドカリやヒトデなども。フロポエ・ビーチ・パークはピクニックテーブルやトイレなど設備が整い、家族で過ごすにもおすすめの場所です。

 標高500mの高地にあり、1900年初頭にパイナップル・プランテーションの町として誕生したラナイ・シティ。町の中心にあるドール・パーク周辺に、ショップやレストランが集まっています。ハワイ最大級のリゾートもあり、乗馬やクレー射撃など、ラナイならではの過ごし方を満喫できる魅力あふれる町です。

ラナイ・シティから45分ほど北西にドライブすると、まるで月面のような光景が目の前に広がります。「神々の庭園」として知られるケアヒアカヴェロ、自然石の庭園です。ラナイ島とモロカイ島のカフナ（神官）の争いの結果、不毛の地となったという伝説のあるこの地。夕日が当ると、赤や紫色に染まる岩が神秘的な雰囲気を醸しだしています。