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Alohaな人々
デイビッド・ベイリー アロハシャツ・ショップ店主
  ショップの中には、ベイリーさんが自ら集めたアロハシャツが所狭しとならんでいます。その色柄の豊富さは、まさに「着るアート」。
  「最近は、クリーム色などの白系や黒地のものが人気」とベイリーさん。
  ベイリーさんのアロハシャツ・ショップのエントランス。
Q.1 どんなきっかけでこのビジネスをはじめたのですか?
僕はミシガン州の出身で、大学のときに日本の早稲田大学に交換留学生として在籍し、その後大好きだったハワイに来て、ハワイ大学に入学しました。しかし卒業後、ハワイでは仕事をみつけることができず、カリフォルニアへ移り住みました。
そのときのルームメイトが、ヴィンテージ物のブティックをはじめたのです。彼はいろいろと商売のノウハウを教えてくれて、開店を勧めてくれたのですが、僕はどうしても大好きなハワイに戻りたいと思っていたので、それからさらに1年の間、ヴィンテージ物のビジネスの修行をすることにしました。僕は商売の修行をしながら、カリフォルニアで集められる限りのアロハシャツを集めて、店が開けるほどの在庫を作りました。そしてちょうど25年前にハワイへ再び戻って来て、このビジネスをはじめたのです。
Q.2 アロハシャツは今のハワイの人にとってどんな存在なのでしょう?
アロハシャツのビジネスは、ハワイでも大きな産業のひとつで、世界的に知られている商品のひとつです。ハワイだけでなく、アメリカ本土はもちろん、ヨーロッパやアジアでも「グローバルな商品」として認められていると思います。
ハワイでは、たくさんの人たちがアロハシャツのセールスや製造に携わっていますし、着たり、扱ったりすることにみんな誇りをもっています。もちろん、僕もアロハシャツを扱っている一人ですが、僕が扱っているヴィンテージ物のアロハシャツというのは「着るアート」だという強い思い入れもあります。
Q.3 ハワイではどんなときにアロハシャツを着るのですか? またあなた自身はどうですか?
ハワイではアロハシャツは男性のフォーマル・ウェアですから、高級レストランやフォーマルなイベントのときの正装として、そして普段はハワイの気候や自然にマッチした服としてカジュアルに楽しまれています。
ビジネスのシーンでも、金曜日は「アロハ・フライデー」といわれて、ビジネス・スーツを着ているビジネスマンたちもアロハを着るように奨励されています。
僕の場合は、アロハシャツは毎日着るもので、着ているのが当たり前です。もし僕がアロハシャツを着ていなかったら、店のスタッフも僕に気づかないと思いますね。アロハシャツなしなんてイメージできません。
Q.4 アロハシャツを売るというビジネスで、そんなにハッピーになれるのはどうして?
人間は、昔は狩猟で食べ物を得ていたけど、僕の生活はそれとよく似ています。僕は食べ物そのものを狩りで求めるのではないけれど、フリーマーケットに行ってアロハシャツを捜し求めて歩き回って、アロハシャツをハントして、それを食べ物に交換している。このやり方は、すごく原始的なようでもあるけれど、人間の営みとしてはとてもシンプルで、ストレスが少ない方法だと思っています。しかも昔の人のような、リスクや危険にさらされることなく続けていられることは、とても恵まれていると思っています。
でも、実際にはこのビジネスもたまたま見つけた「掘り出し物」だと思います。最初、布地のポリエステルとレーヨンの違いも知らなかった僕が、魅力にあふれたアロハシャツに出会えたのは、偶然というか「運」だったと感じています。そして、今自分のやっていることがとても好きで、幸せな気持ちでいられるというのは、本当に恵まれていると思います。
Q.5 どのくらいの数のシャツをもっているのですか?
この店には7,000枚以上、家にも2,000~3,000枚くらいはあります。僕が好きでよく着るシャツは、だいたい100枚くらいです。自分で持っているシャツに飽きると店に持ってきて売ってしまいます。逆に店にあるシャツで気に入ったものは、家に持ち帰り、自分用にして楽しんでいます。
Q.6 あなたが魅かれるハワイアン・カルチャーとは?
僕がハワイに惹かれた一番の理由は、気候や環境です。具体的にいうと、気候が温暖なこと、空気がきれいなこと、それに街が汚れていないことです。
さらに多国籍、多民族のハワイには、人種に対する偏見があまりないところも好きです。印象としてはシンガポールみたいな感じがするのに、でもやっぱりアメリカの一部でもある。世界中探しても他にこういうところは無いと思います。
文化的な側面でいえば、ここには本物のアロハ・スピリットがあることも魅力です。
Q.7 あなたにとってアロハ・スピリットはどのようなものですか?
アロハ・スピリットは、すごく身近で、僕はドライブしている間にさえも感じることがあります。走行中もみんなすごく親切で、道をゆずってくれます。
ハワイの人々には、親しみやすさや他人への思いやりがあって、みんな「大自然が与えてくれたゴールデン・ルール(黄金率)」に従って生きている。すごくささやかなことのようだけれど、僕はこうしたハワイの人々の生き方にアロハ・スピリットを感じます。ロサンゼルスやニューヨークといった大都会のほとんどの人々は、こんなライフ・スタイルでは暮らしていないと思います。
Q.8 ここの生活で気に入っている余暇の過ごし方は? お気に入りのスポットはありますか?
1週間に4回、スカッシュをしています。他にも散歩や水泳が大好きです。サーフィンは得意じゃないからしませんが…。近いうちにココ・ヘッドの噴火口に降りてみようと思っています。
オアフ島でのおすすめはやっぱりビーチです。マカプウやカラマ・ビーチは特に美しいと思います。それから僕がみなさんにぜひ訪れることをおすすめしたいのはハナウマ湾です。美しい海と生き物との出会いが楽しめる、オアフ島屈指の素晴らしい場所です。
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