
オアフ島のザ・バスはともかく、ハワイのネイバーアイランズには公共の交通機関があまりなく、 移動は車というのがもっぱら。でもその昔、各島には鉄道が走っていたのをご存知ですか?サトウキビのプランテーション華やかなりし頃1800年代の後半から1900年の前半に掛けて、各島にはサトウキビの運搬および旅客用の鉄道網が張り巡らされ、一般の人の通勤などにも利用されていたのです。
ところがこの鉄道、ランニング・コストが格段に安く、小回りの利く自動車—トラックが登場するにつれ、輸送手段としてのメリットを失います。サトウキビ列車は1950年代には廃線になってしまいました。
そのハワイいにしえの鉄道の記録をとどめた博物館がハワイ島にあります。場所はヒロとホノカアのちょうど真ん中に当たる、ラウパホエホエという小さな町。かつての駅長さんの家をそのまま展示室にしたというミュージアムで、そのこぢんまりとした佇まいは、知らなければ素通りしていまいそうなほど。 ところがあにはからんや、この小さな博物館には、鉄道好きもびっくりするぐらいたくさんの当時の写真や資料が詰め込まれています。 当時の列車の旅を写した貴重なビデオを見ることもできますし、駅長室の前には、当時のプラットフォームがそのまま歩道として残されています。また敷地の庭には当時の引き込み線の上に貨車を復元したものや、実際に使われたエンジン(まだ動く!)も展示されています。
ちなみに、このラウパホエホエはハワイ島の東側、ホノカア—ヒロ—パホアを繋ぐ旅客鉄道の駅でしたが、1946年に島を襲った津波によって線路は壊滅的な打撃を受け、廃線になったといいます。ハイウェイ沿いにある、当時の痕跡を今に見る場所も教えてくれるので、ハワイ島のイースト・コーストをドライブする時は、立ち寄ってみてはどうでしょう?いにしえのハワイを垣間みる、ユニークな体験ができるはずです。
ラウパホエホエ・トレイン・ミュージアム
Laupahoehoe Train Museum
営業時間:9:00〜16:30、土・日曜10:00〜14:00
休み:なし(クリスマスなど主要な祝日を除く)
住所:36-2377 Mamalahoa Hwy., Laupahoehoe
電話:808-962-6300
URL: www.thetrainmuseum.com

かつてのプラットフォームは、今は歩道に。建物の壁には当時の駅の様子が描かれている

展示室は、駅長さんが住んでいた当時の様子のまま。ここは駅長夫妻のベッドルームだった

当時の貨車も復元され、庭に展示されている。中央に見えるのは汽車のエンジン。
今も立派に動く。運がよければ動かすところをみせてもらえるかも
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