Blog From Hawai'i|Big islands

2006/5/29

パニオロたちの晴れ舞台

5月29日はメモリアル・デーという祝日(戦没者慰霊の日)で、今週末は3連休になるアメリカ。そしてヒロから北に65キロほどの場所にあるホノカアでは、このメモリアル・ホリデー・ウィークエンドに、ロデオ大会が繰り広げられます。ハワイでロデオ?なんだかちょっと意外でしょうか?でもアメリカ合衆国でカウボーイという職業が生まれたのは、実はビッグ・アイランドがはじめてで、ハワイは長いカウボーイの歴史を持っている場所なのです。
もともと大型の動物は生息していなかったハワイ。牛ももちろん海外から輸入されたものでした。最初の牛はカメハメハ大王へのプレゼントとして持ち込まれたのですが、牛肉を食べる習慣もなく、牧畜の知識もないハワイでは、野放しにされた牛は野生化して増え続け、農作物を荒らしたり、時には人に危害を加えるようにもなりました。この牛たちをとらえ、牧畜業をスタートさせたのがジョン・パーカーという人。後に個人所有ではアメリカ一の広大な敷地を持つようになるパーカー牧場の創業者で(現在のパーカー牧場はアメリカで5番目の大きさ)、1847年のことでした。そしてこのパーカー氏が牛の面倒を見る人手を米大陸から雇い入れたのがカウボーイの始まりだったのです。ハワイではカウボーイのことをパニオロと呼びます。それは最初に雇われた彼らがスペイン系(エスパニョーラ)だったから。ハワイ語で発音するとパニオロとなり、それがそのままカウボーイという彼らの職業をさすようになったわけです。
四国の半分の面積を持つというハワイ島には、現在パーカー 牧場以外にも、たくさんの牧場があり、今もパニオロたちは活躍しています。
パニオロの仕事は1年365日、雨が降る日も風が吹く日も屋外で仕事をしなければならないハードなもの。でもこのパニオロたちが年に1度、晴れの舞台として楽しみにしているお祭りがあります。それがロデオ。パニオロたちは町のロデオ競技場に正装して出掛け(もちろんカウボーイ風の)、ロープなげや速翔け、暴れ牛乗りなど、日頃の仕事で鍛えた腕を競うのです。
ロデオ競技は年齢、男女別などにも分かれていて、さっそうとしたパニオロの見事な技に歓声が飛んだり、チビッコたちが暴れ牛の代わりにヒツジに乗るなど愛嬌たっぷりの競技が笑いを誘ったりと、なかなか見飽きません。競馬とは違う、ワイルドな臨場感がすごい!もちろん一般の見学も可能です。
ホノカアではこのメモリアル・ホリデー、土・日・月曜(毎日午後12時スタート)のロデオに先立ち、金曜日の午後3時から深夜11時まで街中でのバーベキューやパレード、ライブなどのお祭りも行われる予定。
ハワイ島にはこの他にワイメアのパーカー牧場、ヒロ、コナなどにロデオ場があり、パーカー牧場で行われるアメリカ独立記念日(7月4日)のロデオも有名です。日本では見ることができないこんなイベントを見に行ってみるのもハワイ島ならではの楽しみかも。

*ホノカアロデオ場:ハイウェイ19号線マイルマーカー42と43の間、Apua Rd.を山側へ入る。

bi0529_01.jpg
カウボーイハットが決まっているパニオロたち。颯爽としていてカッコイイ!

bi0529_02.jpg
こんなちびっこも参加!会場の微笑みを誘います

bi0529_03.jpg
疾走する牛を縄ですばやくとらえる技は見事

bi0529_04.jpg
暴れ牛に乗るブルライド。血沸き、肉踊るという感じで観客も大声援

投稿者:bigisland|日時:03:04 | パーマリンク |

Copyright 2006 HTJ. All right reserved.